表面処理について
誰もが、木に塗装を施したことは多々あると思います。その際
当然必須となるのが下地処理です。
まずは、木材の表面をサンドペーパーで磨きます。これは例外
無く常時行われる当たり前の作業です。必要な理由はいくつか
ありますが、、。
1.表面をざらつかせて下地塗料が乗る表面積を増やす。これは、仕上げ
鉋でつるつるにしても必須です。(我々は仕上げ鉋を使用しません)
2.正確に機械加工された面も、鋸刃の跡(ソーマーク)、カンナ盤の
後(ナイフマーク)がミクロながらも存在します。それを取り除かなけ
れば、仕上がりにマークが残ります。
3.製材・加工の段階で誰が触ったのか分かりませんので、人の油脂分
を取り除く。
以上のような理由で、サンディングが必要となります。
我々は通常180番のランダムサンダーで行います。堅い木材など、時間が
かかる場合は適宜80番から上げていきます。
実はこの何でも無いような作業ですが、後々の塗装の持ちに非常に影響
します。粗いペーパーから始めたら、必ず番数を上げて最後に180番になる
ようにします。そうしないとサンディングのマークが残るからです。
次回はその後の下地塗装について述べたいと思います。定期的に記す
予定でしたが、1年も経ってしまい申し訳ありません。では次回をお楽しみに!!